1. 鍛冶
鋼材を約900度の温度帯に加熱しベルトハンマーで叩き整形します。
歪みを取るため自然放熱させる「焼なまし」、炉で熱し水で急冷し庖丁に硬さをす「焼入れ」、さらに低温で熱し、ゆっくり冷却して粘り強さを出す「焼戻し」など、鍛冶のなかにも多くの工程があります。
2. 研ぎ
目の粗い砥石から徐々に細かい目の砥石をかけていき、刃を研ぎだします。
冷却水を流しながら研ぎ、温度が上昇ることで起こる歪みや硬度が落ちるのを防ぎます。
3. 柄作り 朴の木や黒檀などを削り、角巻と呼ばれる水牛のつの(もしくはプラスティック)を柄の頭部に付けます。角巻があることで柄が腐食するのを防ぎます。
4. 柄付け 中子と呼ばれる柄に差し込む部分を加熱し、差し込み、柄尻を木槌で叩くと奥まで入りこみます。曲がった方向に入らないよう歪みを取ったら完成。